イノベータズジレンマ [Book]
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
とても面白い本でした。
お勧めします。
この本は、冒頭に取り上げているように、業界をリードしていた企業がある種の
市場や技術の変化に直面した時に、はからずもその地位を守ることに失敗する話である。
どこにでもある企業ではなく、優良企業の話である。
多くの経営者が尊敬して、手本にしようとし、革新と実行力で知られているような企業である。
とある。
特に、市場の需要(ローエンドで求められる性能)の時間による進歩のカーブ と
市場のハイエンドで求められる性能(持続的技術による進歩)のカーブがある。
失敗してしまうのは、企業が競争相手より優れた製品を供給し、価格と利益率を高めようと努力すると
市場を追い抜いてしまうことがある。
つまり、
顧客が必要とする以上の、ひいては、顧客が対価を支払おうとするもの以上を提供してしまう。
1.存在しない市場は、分析できない。
2.組織の能力は、無能力の決定的要因となる。
組織が手持ちのプロセスや価値基準では、新しい問題にうまく対処できない場合がある。
このため、新しいことをやろうとした時に、既存の組織とは全く別な組織にする必要がある。
3.企業は、顧客と投資家に資源を依存している。
新しい技術には、顧客がいないまたは、違う顧客がいる。つまり、現状成功している顧客や投資家の
求めるものを追及しても、新しい技術は、適用できない可能性があるのだ。
4.小規模な市場では大企業の成長ニーズを解決できない
このため、小さな市場には、小規模な組織で、対応する、
5.技術の供給は、市場の需要と等しいとは限らない。
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