SSブログ

男の論語 [Book]


男の論語

男の論語

  • 作者: 童門 冬二
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



題名は、ちょっといやですが(笑)

下記、心に残ったところ。。。


子曰く、其のなす所を視、其の由る所を観、其のあんずるところを察すれば、人いずくんぞかくさんや、非といずくんぞかくさんや

人間の行動には必ず動機がある。そして、其の動機をどのように発展させて行動しているかを探れば、その人は絶対に自分というものを隠すことはできない。絶対に隠すことはできない。

仕事の目的
役に立ったのか
やったことに対する評価


を明確にしていくこと。

常に、一つ一つそのようにしていくことの積み重ねである。


先例の中に心理は潜む

子張問う、十世知るべきや。子曰く、殷(いん)は夏(か)の礼による。損益するところ知るべきなり。周は殷の礼による。
損益するところしるべきなり。それあるいは、周を継ぐものは百世といえども知るべきなり。

重大さ気の王朝のことが予測できましょうか
中国古代の殿の国は、その前代の夏の王朝の制度を受け継いだ。しかしそれを丸ごと受け継いだわけではなく、ある部分は廃止し、ある部分は新しく加えている。また、周は前代の殿の制度を受け継いだが、やはりある部分を廃止したり、ある部分を新しく加えている。だから、周の後を継ぐ国があれば、当然周のあとを継ぐ国があれば、当然州のせいどぉ受け継いで、ある部分を廃止したり、新しく加えたりするだろう。これを繰り返していけば、十代先の王朝がどういうものになるかはもちろんのこと、百代先でも予想することができる。


先見力というのは、勘や才能に頼るものではなく、過去の統計を綿密に分析することからはじめることが大切なのだ。

戦国時代、先見力に優れていたのは信長である。そのために天才だといわれていた。
しかし、その信長地震

「天才などというものはこの世には存在しない。天才だと見える人間も、ほんとうは普段の努力を重ね、小さな事実を積み重ねる努力によって産まれたものだ。おれは、生まれつきの天才など信用しない。小さな努力を積み重ねる部下が好きだ。」

物事にはすべて、継続性と連続性がある

ここは残そう、ここは捨てようという取捨選択の修正を加えて、自分なりの完成品を作り上げていく。それもまた、次の代になれば修正される。





組織というのは、本来、誰がやっているのかではなく、何をやっているのかを基準にして運営されるべきものだからである。






前同じ部署だったときに一緒だった人が、飲みにいったときにいた。

その人は、其の部署の中でもとても優秀な人だった。何でもできて、私にとっては、とても尊敬していた。

どんなにつらくても、大変な仕事であっても、すっとこなしてしまうその人は、天才にしかみえなかった。

しかし、

「いや、俺も勉強していたんだよ。あーちゃみたいに、ふるまえるのがある意味うらやましかったよ。

勉強しないでできることなんてあるわけないじゃないか」


それをきいて、びっくりした。

そっか。彼も勉強をしていたんだ。

天才なんて、存在しない。

人間なんて、もともと同じ。

いかに努力をするかによって、その後が変わってくる。

それだけのことなんだと


そうなんだよね。


nice!(12)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 12

コメント 1

ふくちゃん

こんにちは、あーちゃさん。
本当、あーちゃさんのBlogは勉強になります。
最近、あまり体調が良くなくて本屋へ
行くのも億劫で毎朝の新聞のみが唯一の
情報源です。
これからは末来の自分の為にこつこつ
努力したいと思います。
『人一度にしてこれをよくすれば、己はこれを百度し、人十度にしてこれをよくすれば、己はこれを千度す。』
by ふくちゃん (2008-09-21 17:02) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。