木曜日の夜

世の中、色んな事がある。
納得できるかできないかなんて、
サラリーマンには、関係ないのかも知れない。
けど、くやしくてくやしくて、
涙が止まらなかった。

仕事がとれなかったこと以上に、
自分で、これをなんとかできないこと、
それを上も本気で何とかしようともしないこと。
なんで、こんなにも他人事なんだよって
一人の人生がかかっていることなのに
ほんとに、ほんとに考えているのかよって

夜、部長から、このこと聞かされて、
本当にショックだった。

おまえのせいじゃない。もう、決まったことなんだって・

ちょっとまってよ

いったい何なんだよ。

夜、副部長にそれを話したけど、
なーんにも、してくれようともしない。
ただ、、ただ、そうなんじゃないって対応だけ。

これが、ここの部署の現状なわけ？
一体なんなんだよお。

あんたたち、彼を３年もほおっておいたんだよ。
何にもしてこなかったじゃないか、。
ダイヤの原石を、
俺たちには、教育なんかできないっていってさ。

けど、違うでしょ？
今、その結果を見ているじゃないか。

この１年半で、本当にやつは、大きくなった。
すっごく成長した。
本当に本当に、がんばって、一から色んな事覚えていっているんだよ。
ここで、こんなことしたら、ただの根無し草になっちゃうじゃないか。
わかっているのかよ

どうしたらよいんだろう。
一体どうしたら、、、、
やっぱり、吹き溜まりの部署。

所詮なにやったって無駄なのかな。

迷惑物、厄介者が集まって来ている部署なんだよね。

所詮さ、

力のない部長、

何で力がないのか？

だって、ビジョンもなーんにもないもの

自分から勝ち取っていこうとする所なんて何にもない物ね。

ばっかみたい、

 

思わず、社長にも、事業部長にも、メールを入れた。

金曜日は、会社にいないから。

夜。

終電がなくなった。

泣きながら、歩いた。

ただ、歩いた。

あまりにも理不尽で、
自分の力のなさと、何にも考えていないやつらと
本当にくやしかった。

どうしたらよいんだろう。
一体どうしたら、、、、

歩き疲れたから、タクシーに乗った。

タクシーの人は、何も聞かずにいてくれた。

その夜、眠れなかった。

また、食欲が落ちた。

ふうう。

何度でもおそってくるこの無力感に
それでも戦いを挑むこと、できるかな。

もう、本当に、だめなものはだめなのかも。
あきらめること
そんなのいやだ、
そんなのイヤだ

私らしくないよね。

誰か、助けて