ものづくり経営学 [Book]
「ものづくり」ということをサービス業までをモノづくりといったりして、
とても広義にとらえていて、なかなか面白いと思う。
そのうえで、モジュラー型(組み合わせ)とインテグラル(すり合わせ)という分類。それらを踏まえての、国際的な場所でのやり方について、詳しく述べられていた。
そこで、自分が所属している「環境」でのモノづくりとはなんなのだろうか?
ポンプを作るわけでもない。
工場があるわけではない。
色々なものをインテグラル型のアーキテクチャを行い、
それをもとに、世の中の製品等を用いて、
モジュラー型のアーキテクチャを行っていく。
完成させるのは、建設現場である。
これらをスムーズに、
客先のニーズを取り入れて、
現場がうまくまわるように効率的に作業ができるのかを考えて、
仕事することが大切であること。
川上から川下までの一貫した作業が大切である。
にもかかわらず、会社の中では、この本で言うモノづくりの「一部」
しか重要視されていないがために起きている不具合が、
感じられた。
「一部」というのは、インテグラル(すり合わせ)型で、モノを考え、
プロセスの設計をするが、その後のモジュラー型(組み合わせ)の段階をへて、現実的なものに変換するときに起きている不具合(機械の選定ミス、図面の間違いによる不良品の発生が考えられる)。
そして、客先のニーズに沿った開発ができているのだろうか?という点がある。
自分たちの自己満足による設計になってないだろうか?
どんなものを求めているのかもう一度考える必要がある。
また、最終的に製品が完成する建設現場での工程が減らせて、
適切な人員配置をするためには、何が必要なのか、部門を越えて、話してみるのは、どうなのだろうか?
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