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いい上司 [Dialy]

secretariatさんが、[上司によってこうも違うのか]

http://20050105.blog.so-net.ne.jp/2011-10-13

の記事のコメントで、

「その人は、いい上司にあったんでしょうね」

というのがあったので、ちょっときいてみることにした。

「どうしてそんなに仕事ができるようになったのか?」ということを。

そしたら、

「今まで出会ってきた人の中で、ほんの数人、尊敬できる人がいる」といっていた。

以下、、彼の話・・・

・・・・中学三年生の春休みから、年齢を偽って、車買いたさに引っ越しのバイトを始めた。それは、16歳から、車に乗れると思っていた大バカだったからだけど。

 そのバイト先にいた午年の人がすごかった。

 引越し屋のバイトは、夏は、げろが出そうになるほど、しんどい。重たいものを運んで、腕はぱんぱんになるし、汗だくになるし、一日でやめる奴も多い。

 だけど、そこにいた先輩というか支店長になった人はすごかった。

 仕事を早く終わらせようとおれは走ってた。早く終わった方がいいからだ。でもそいつの方が早いし、おれが、10kgの段ボールを3つもつところを5つ持って運ぶ。

 どうしても勝てない。よくこずかれたりもした。

 引越し屋は、一日に3~4件やると、夜になると、へとへとになる。もちろん、体力もおちてくる。そこに応援にまわったりもする。すなわち、遅いやつは、応援が来て、早く終わったら、応援に行く。おれはそれに、かっこよさを感じた。

感謝されるからだ。

 だから、もっと早く仕事ができるようになりたかった。

 そのバイトは、大学卒業して、就職してからもちょっとだけ続いた。よく続いたものだ。それもそのどうしても勝てなかった人がいたからかもしれない。

 そこで、時間より早く正確に仕事をすることを学んだ。また、バイトが長くなると、だんだん偉くなって、その日にあつめた人を使うようになる。それも腕かな。で、俺を育てたその人は、今は、引っ越しやをやめて大工になってるが、俺のこと未だに2軍扱いするよ。

 いまだに飲みに行ってもおごってくれるし、おれにとって大事な人だ。

 

 次に出会ったいい上司は、海外の現場に行った時だ。

 大学でたてのおれは、国内の現場で経験を積んで、はじめていったのは、インドネシアのプラントだった。

 その人は、おれに

 「お前今日現場に出たか?」ってきいてきた。

 現場に行っても書類を作る仕事が多い。だから、現場に行けないこともある。

 おれはその日、1回だけだった。

 「1回です。」っていったら、

 「ばかやろう。監督ってのは、作業させて、指導するのが仕事だ。現場に出ないで何ができる。書類の作成は、5時以降にやれ」

って怒鳴られた。

「昼間はずっと現場にでてろ。SVを監督するのがお前の仕事だろ。」 

 次に、「おまえは仕事が遅い。お前の役割は、みんなを指導することで作業をすることじゃない」

 その時おれは、はいってきたワーカーの作業の遅さや手なれていないところを指導して回っていた。

 「お前が指導していないやつを現場に出すからそうなるんだ。指導してから現場に出せ。お前が、一人で一日教えられるワーカーは、何人だ?そんなんじゃ仕事なんて終わんないぞ」

 それをきいておれは、現場に出す前に作業の指導をすることにした。

 どうやったかって言ったら、予備の機械がある。それをつかってデモンストレーションをもう仕事ができる奴にやらせた。

そうすれば、できるやつが10人いれば、100人におしえることなんて、簡単だった。

 みんなが辞めていった現場だった。

 あの時、あの日、12月31日に終わらせるはずの仕事が終わらなくて、大雨の中1月1日まで仕事をしていたのは今でも覚えている。今は、定年しちゃってるけど。現場おわった後、結婚式には、よばなかったかわりに、奥さんと一緒にあいにいって食事をしたよ。

 昔がたきの人だったな。 

 まあ、そんなとこだよ。

 それと、3人目は、Nさんだ。Nさんは、あーちゃさんご存知の通り、うちの会社の人だ。

 Nさんは、おれに え??っていうことをいう。それは、へ理屈の塊だ。

 それは、第2の手段としてわざという。

 びっくりした。なんて汚いんだって思った。

 だけど、今回、それがすごく役に立った。トルコ人と仕事をして、あいつらのへ理屈の塊にあったとき、ふん、そんなもんかって思えたからだ。

 Nさんとは、実際の仕事はしていない。これからも一緒にすることは年齢的に無理だろう。もう、Nさんは現場に立つことはないだろうから。

 だけど、ほんとに、いいことを教わっている。

 まあ、そんなとこかな。

・・・・・・

 いかに仕事をまわして、人を使い、時間を短く終わらせるかってことを中学生のころから、身をもってやってきているから、今があるんだろうな。

 とにかく、時間内におわんないやつは、馬鹿だ という感覚が身についているんだろう。

 だからといって、彼が、残業を忙しい時に全くしないということはない。もちろん徹夜したりもする。

 それは、いろんな工夫を重ねた結果、仕方がない時だけだ。

 だらだらとやるなってことをいいたいだけなんだろう。

 ほんと、勉強になるなあ。

 今日もいい話が聞けてよかった。

 


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The failure [気になったワンンフレーズ]

 The biggest failure in life is not the failure of execution but failure of imagination.

人生における最大の失敗とは、何かをやってみて失敗することではなく、想像力が欠落することだ。 


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