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そこに存在する木のようなもの・・・ [適応障害からうつ病、そして軽微双極性障害]

何十年もそこに根を下ろし、枝葉を張っている木は、強風や台風、灼熱の太陽や冬の凍てつく寒さにも耐えて、きました。

だけど、ある時、歴史に残るような台風がきて、倒れてしまいました。

だけど、かろうじて残った根っこと幹で、一度、余分な枝葉を剪定し、冬囲いや添え木をしながら、徐々に若い芽吹きを出しているところです。

しかし、季節によっては、害虫の被害にあうこともあり、今回は、かなりの部分をやられてしまいました。一部の根っこと葉っぱと枝が害されています。

虫というものは、弱っていそうな木をみつけるが素早く、どこからともなく突然やってきて、気が付いたら、被害が深刻だったということがよくあります。

あれ、おかしいな、これは、どうかなと思って、よくみて病院に相談してみたら、カイガラムシに樹液をすわれていたり。

手が届かないところは、なかなか駆除できなかったり。

現在は、もう一度、様子を見ながら注意深く剪定をし、薬剤をまき、毎日の水やりを調整しながら、土の湿度、まわりの温度を見ながら、専門家の管理の元

そこで、がんばっています。

 この木は、27年目のときに、突然襲い掛かってきた害虫により、枯れ死寸前までいきましたが、まだ生命力もあり、奇跡の復活を遂げました。

それからするとだいぶ大きくなったものです。

今の弱った状態での他の場所に移植するのは、かなりの荒療治です。もしかしたら、うまく根付かずに絶えてしまうかもしれません。でも、環境条件のいいところであれば、

もっと早く回復することでしょう。

季節は冬に向かっています。移植するには、やはり適している時期というものがあります。秋の早い時期か、春の芽吹く前か。

枝葉が活動し、新しい場所でも根が張れるような状態であれば、きっとうまくいくでしょう。しかし、素人判断はいけません。よく観察し、毎日の状態を見て、過保護にはならず、

見守り、余分があるなあと思えば、葉っぱをおとし、支えが必要なら、添え木を調整し、強風に耐えられるよう囲いをするのも一つかもしれません。

多くの栄養剤は、今必要ではなく、微量元素が入った活力剤を与えてあげるといいかもしれません。量や濃さは、その状態を見ながら調整していきましょう。

水やりにしても、必ず土の状態、湿り気を確認し、様子を見ながらあげましょう。過保護もいけません。

その木は、本来の力を取り戻す力を持っています。それが引き出されるまで、違う環境でも生きていけるようになるまで、しばらく樹木師や毎日の水やりに来てくれる人、

植木屋さんなどの力を借りていくのがいいでしょう。

周りの自然環境は、何も変えられません。日当たりが悪くても風が強くても、だけど、その場所に耐えられるように育っていくものです。それは、成長が遅いかもしれない。実が付かないかもしれない。

でも、長い目で見ていきましょう。管理の仕方次第では、うまくいくかもしれないのです。

 どんな樹形にして、どう育てたいのかは、この木が回復してから、ゆっくり仕立てていくことにしましょう。100年は、生き続ける木でしょうから。

常に、自然は、突然牙をむき、予測がつかないものです。だけど、風の流れや気温の変化に耳を澄ませていれば、ある程度の対処はできることでしょう。

そんなに簡単に枯れてしまう木ではないです。

木の生命力を信じて、見守っていきましょう。

きっと芽吹き、力をつけてくれることでしょう。
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コメント 4

green_blue_sky

害虫がいなくなれば、木の生命力で復活しますね。
by green_blue_sky (2012-11-01 12:17) 

alo-had

植物との関係も出会いや別れがありますからね。w
復活してくれた時はいつも本当に嬉しいものですから。
by alo-had (2012-11-02 11:21) 

chikumaru

客観的な見方ができるって大きな進歩だよ~って。
by chikumaru (2012-11-02 21:21) 

プランツマーケット

命ある限り、色々な環境や状況に遭遇しますね。
時には害されて、体力もなくなることもあるけど、本来の生命力は強いはず。フサフサの葉にならなくても、新芽だけでも常に出てくれば大丈夫な証し。焦らずゆっくりね!!笑顔が一番のくすりかも♪
by プランツマーケット (2012-11-06 11:39) 

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