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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら [Book]

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

  • 作者: 岩崎 夏海
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/12/04
  • メディア: 単行本

さすが、人気が高い本だけあって、図書館の予約は半年待ちでした。

とてもわかりやすく書いてある。

野球が嫌いな女子で、野球部のマネージャーで、みんなが勝手な方向を向いていて、

それをいかにマネジメントするのか?

なんだか、高校野球も、会社もみんないっしょなんだなあと。

ドラッカーのいっていることを実践にしてみてかいた非常にわかりやすい本だと思う。

というのは、 理論を述べるのは簡単だし、それを読むまではよい。

 マネジメントに興味を持つ人が100人のうち3人いて、 その3人のうち3%が本を読み、そのまた3%が実践し、

そのまた3%が成功するって法則があると思うが、

 この本を手に取り読んだあとで、実践する3%に近くなれそうな気がしてくる。

 彼女は、決して野球をやるわけではない。ただ、マネジメントとは何か?専門家とは何か?も示してくれている。

 本当のマネージャーなんだろう。

 1.まずはじめには、、味方。協力者を探すことだ。1人では、マネジメントにはならない。誰かがいないとできない。
そこから、入って行った。これは、どんな社会でも大切なことだ。

 仲間を作りやっていくこと。

2.その次に

 「顧客」とは誰か?何か?から考えること。

 去年やったビジネスリーダー研修でも最終的に「顧客」とは誰なのか?というところで、答えに窮してしまった。

 最終的にうちの会社の製品を使用する人なのか?それとも中間的にそれを扱う人たちなのか?どっちなのか

 答えが出なかった。

 この本では、顧客とは、

 ・ 野球を見にくるお客さん

 ・ 野球をやるためにお金を出さないまでも協力してくれる人たち、お金を出してくれる人たち・・・この人たちなしには野球部は成り立たない

 ・活動にかかわっている学校、先生、親、そして、学校にお金を出している政府

 ・全国の高校野球ファン

 ・野球部員・・・この部員がいない限り成り立たないのだから


 そして、この定義がきまれば、この顧客が求めているものがわかる。

 それは「感動」であると。

 高校野球に求めるもの。。それは、感動である。。

 うん。一理ある。ただ単に勝利ではない。感動 かあ。なるほどなあ。

 定義が決まれば後は、目標も定まる。簡単なことだ。これを自分の分野に当てはめてみると簡単だ。
 
 その辺は、ブログに書くことではないので割愛するが、あとで、レポートにして、上司に出してみようと思う。

 次に

 3.マーケティング

 部員から意見を聴く。つまり顧客のニーズを聴きだすということだ。

 何を求めているのか?それが、どうあっているのか?ぶれているのか?ぶれていないのか?軸足はどこにあるのか?

 全員から聞き取りをした・現実の欲求(期待するもの、やってもらいたいもの)、価値を知ることは大切なことだ。

 また、その作業を誰かに「任せた」こと。 これもマネージメントの一つだ。マネージャーは、一人で全部はできないのだから。


 それから、私の思っていた疑問が一つ解けた。

 4.専門家が、自らのアウトプットを他の人間の仕事と統合する上で頼りにするのがマネージャーであり、マネージャーは

専門家のボスではない。道具であり、ガイド、マーケティング、エージェントである。

 そうなんだよね。PJは、エンジニアの通訳なんだよ。道具なんだよ。偉いわけではない。

5.練習をさぼるのは、消費者運動だったのだ。ボイコット=内容の改善を求めていたことだったのだと。

 マーケティング不足をいいたかったのだと。

 それは、顧客がいない、買ってもらえないということにつながっているのではないだろうか。

 では、部内の練習の魅力とは何か?

6.魅力

 1)競争させること・・・試合は、競争するから楽しい。勝ち負けがあるから楽しい。

 2)結果を求めること・・・勝ち負けの結果、練習した講義の内容がわかって確実に前進したと分かる結果

 3)責任・・・責任を求める。

 この3点を組み合わせることにより、魅力が増す。実践で勝てるようになる。

 それは、とてもありがたいことだと思う。

 7.そのあとでチームごとの目標管理をさせる。
 
 会社でもチームというか部の目標管理はある。が、結果が求められるのかはなはだ疑問だ。結局は年功序列で決まるし、だせなくてもなんだかどうでもいいような感じがある。それには責任は求められないから。

 8.情報のフィードバック

 自らやったことが成果に結び付いているとわかると人間というものは単純で、さらにやる気が出る。

 これがやれたということを成果として情報交換をすること。それがミーティングであり、大切なことだと思った。

 各部の成績、誰が出席しているしていないなど、きちんと成績を情報公開することは大切なことであり、それが競争心をあおったりもすることにつながるのではないだろうか?

 9.イノベーション

 次に何をとりいれるか?

 きゃずむをどう乗り越えるか?

 9まできたら、もう半分は成功したと同様であろう。


 うん。これで一つ文章を書いて、GWあけに、上司とその上に提出しよう。なかなか開いてもらえない会議のために

 読んでもらいたい、私の言いたいことを書いて渡そう。

 どうしても、必要だと思うから。





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コメント 4

リス先生

これ、興味あったんですよ。
アニメもやってたけど見損ねて。

今アマゾン見たら、
「もし ONE PIECEファンの女子大生が起業したら 佐藤公信 」
なんてのもありました。

こっちも面白そうです。
by リス先生 (2011-05-05 21:20) 

淳司

うん!
なかなか分かりやすそうな本ですね!
是非、うちのスタッフに読ませたい(@@)b
by 淳司 (2011-05-06 06:51) 

あーちゃ

>リス先生 さん
そうそう、これはなかなか面白い設定でしたねえ。やっぱりマネージャーっていうのは何か?っていうのを考えさせられました。少しドラッカーに対して、理解が深まったかなww

>淳司さん
わかりやすいですよお。身近な例がいいですからねえ。
ただ、この本を読むのはマネジメントに興味がある中の3%ですから・・・さてさてww
by あーちゃ (2011-05-07 08:18) 

春分

ドラッカーは必読だし、高確率で読んでいるけど、これは読んでない。
そして、昨日、アニメの最終回だけ見ました。朝型に10時以降の番組は案外つらい。
うーん、どうなんだかなー。
by 春分 (2011-05-07 08:34) 

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