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鎧を脱ぎ棄てて・・ [Dialy]

仕事をしだして、、、初めてぶつかった女性と男性との間にある格差

うちは、商売をしていた関係もあったし、母親も子どのもころから弟の面倒を見たりお店の配達をしたりして

働いていたし、結婚してからも、父親と一緒にお店を切り盛りしていたから、当たり前に働くということがあった。

 当然、子供の私も小学生のころから、お手伝い、お店の掃除、中学生のころからお店番をやったり、おこづかいというものは、

労働の対価として受け取るものだった。

 車の免許を大学に入ってとらせてもらった。費用は両親が出してくれたけど、あくまでもこれは、配達ができるようにとのことだった。

 だから、夏休みに帰省した時も仮免許練習中の段ボールで作った看板をつけて、父親と一緒に配達に車でいってえんすとしたりしていたっけな。

 懐かしい。

 「お金を貸せぐ」ことは、「生きていくうえで必要なこと」という教育がなされていたような気がする。

 そんな私だったけど、おばあちゃんは、お店のことをやらずに家事に専念していて、いつもおいしい料理を作ってくれたり母親の代わりに色々と世話を焼いてくれたりした。

 だから、大学で一人暮らしをしたときにいろんな料理をしたりして、そんなおばあちゃんのまねごとをしていたのかもしれない。

 会社に入る時も、まだ景気が良かったから、すんなりと大学の推薦枠で入れた。簡単な面接でおわり。

 あまり大きすぎもない、小さすぎもない、ちょうどよい規模の会社に入った。

 あまり、女性だから?って考えたことはなかったけど、なんとなく社会の中では、扱いが違うんだと、就職の応募はがきを出して、大企業からの返事が来たときのそっけなさから、感じ取ったような気がする。

 部署に配属される時に、私の履歴書だけが部署の人に回ったってあとで聞いた。

 女性の総合職をこの部署で受け入れるということが問題だったようだ。

 私を指導してくれたのは、課長さんの中で最も若い人だった。他の人はみんながいやだと断ったという。

 だけど、とても熱心に私を指導してくれた。

 男性ばかりの社会に、いろんな壁が立ちはだかった。出張一つ行くのさえも、自分から志願しなければ、女性だからという理由で、いけない時代だった。

 私は、いつも鎧を身に着けていた。

 長い髪、女の子らしいかっこが大好きだったのに、入社して、3年目の時にいった現場で、

「おれは、女とは仕事したくない」っていわれて、悔しくって、悔しくって、その人とはうまくいかなくって、上司に相談したら、

「おまえは、きちんと人に説明ができるように話をしているのか?経験がどうとかいう問題よりも論理的にきちんと話しているか?」って問われた。

 男性とか女性とかそんなものを越えた話を問いかけてくれた。

 http://20050105.blog.so-net.ne.jp/2007-01-27 になくなってしまったけど、

わたしの本当の人生の、仕事の師だった。

 その現場で、髪の毛をベリーショートにした。 男になりたかった。女に見られたくなかった。

 そんなことが、何年も続いた。パンツスーツしかはかなかった。

 だけど、ある時、、、

 スカートをはいたときに、ああ、こういうかっこがしたいんだって思えた。

それが私なんだなあって思った。

 そうして、髪を長くして、どの現場にいっても休日にはおしゃれを楽しみ、夜は、部屋でアロマをたいたり、

女性を楽しんだ。

 それでもまだ、私は、鎧をみにつけていたんだろう。

 「適応障害」れっきとした病気である。いろんな心のねじれがある。それを解決するには時間がかかる。まだ、完全に治ったわけではない。

 だけど、今は、女性である私を素直に認めることができる。

 会社のTOPがかわり、ちょっと昔に逆行した。やはり、女性は、、、という文化でもあったりする。そんな発言を上から聞いたりもするからだ。

 だけど、そんな中でも、もっと仕事の実力をつければいい。

 私にしかできないことはたくさんある。会議の中で、女性が一人入れば華やかになる。和やかになる。

 それは、素敵なことじゃないかって思う。

 女性らしい振る舞いやかっこは、やはりかっこいいなあと思うし、素敵な女性になりたいと思う。

 ベリーダンスを習い出したのも女性らしさをもっと身につけたかったから。

 せっかく女性に生まれたのだから。

 仕事でももっともっと困難が待ち受けているだろう。回教徒の国もある。頭の固い上司もいる。

 だからといって鎧をまとうつもりはない。

 そうではない、芯からの強さを身につければ、鎧などいらない。

 本当の実力をきちんとみにつけていけばいいのだから。

 今日は、休日。

 ゆっくりそんなことを考えたいときなんだから。

 私は、鎧をまとわないで、芯の強さを持った女性になった。

 うん。

 病気をしてよかった。そういう鎧を落とすいいきっかけだったと思う。

 ね。

 ばいばい。私の鎧。

 うふふ

 大丈夫、大丈夫

 鎧がなくても、芯があるから。

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コメント 5

haku

上辺しか見られない人は、所詮そういう人なので、
それを真に受けず、それなりの対応をして行けばいいですね^^
自分の本質が見つけられて良かったですね♪
それが判れば、人がどう見ようと関係ないですからね!!
ゆっくり、マイペースで前進あるのみですね ^^v
by haku (2011-02-05 15:15) 

あーちゃ

>hakuさん

はいそう思います。人がどう見ようと関係なく、マイペースで前進あるのみです。^^
by あーちゃ (2011-02-05 15:23) 

リス先生

僕のいた職場では頭の固い年下の先輩女性がいばってました。
悔しくって悔しくって。
・・・なんて思い出しました。
by リス先生 (2011-02-05 23:18) 

iyashi

仕事を始めた頃は私も自分を大きく見せようと背伸びしていたように思います。
最初の職場の管理職の方の、仕事に対する方向性がどうしても自分に合わず、5年で退職し、その人にだけは負けないという気持ちで次の会社で頑張りました。

結果としてその会社で病気になってしまったけれど、今となってはそれが糧となり、仕事に大きく良い影響をもたらしてくれました。

大切なのは自分らしさですよね(^^)v
by iyashi (2011-02-06 07:57) 

あーちゃ

>リス先生さん
そうなんですか?わお☆男性女性とわずいますからね・・・

>iyashiさん
そう思います^^
by あーちゃ (2011-02-06 13:44) 

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